個人再生のメリット・デメリット

個人再生というのは、借金により返済が難しくなっている場合に、借金の元本を大幅に減額させるかわりに、原則3年をかけて残りを支払うという債務整理のための手段のひとつです。借金を清算するための手段としての債務整理にはいくつかのパターンがありますが、それぞれ固有のメリット・デメリットを抱えていますので、収入や財産の状況などに応じて、適切なパターンを選ぶことが重要となります。

個人再生のメリットの第1として、借金の支払い金額が減額されるため、月々の負担感がかなり緩和されるということがあります。残りの借金がどれだけあるかによって、減額される金額は異なっていますが、最大の場合では8割ほどが減額となります。

第2として、大切な財産を手放すことなく手続きが進められるということがあります。自己破産の場合には、破産管財人の手によって、車や不動産といった財産はほとんど処分されてしまいますが、個人再生であればその心配は薄いといえます。

第3として、手続きが始まると債権者による強制執行などがなくなることが挙げられます。弁護士に依頼した場合には本人への直接の取立てができなくなるほか、裁判所への申立てによる給料の差押えなどの強制執行もできなくなるため、生活に平穏が戻ります。

いっぽう、個人再生にともなうデメリットも当然ながらみられ、その第1は今後の借金が不可能になるということが挙げられます。個人再生をした場合、信用情報機関にその情報が記録されるため、銀行やカード会社の融資審査の際には、信用情報機関からそのことが知られてしまい、容易に審査が通らなくなります。

第2として、官報に事実が公表されることがあります。官報は国が公布された法令などを周知するための機関紙ですが、ここに住所・氏名などが掲載されるため、調べようと思えば他人が事実関係を突き止めることができるようになってしまいます。

第3として、債権者の反対などにより手続きができない場合があることです。個人再生は収入の見通しがない場合は利用できないほか、債権者の一定割合の反対があれば認められないという決まりがあります。

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